この記事の内容
塗料の種類と機能の違いは?
●アクリル樹脂系
耐用年数:約5~8年
耐候性は他よりも短めですが、価格が安価な点がメリットです。 比較的簡単で小規模な塗り替えなどではお薦めです。
●ウレタン樹脂系
耐用年数:約8~10年
耐久性・耐候性ともに高く、価格も手頃で実用性の高い塗料です。
●アクリルシリコン樹脂系(シリコン系)
耐用年数:約10~15年
耐久性・耐候性ともに高く、耐用年数が長いことがメリットです。 費用対効果が高いので、現在の塗り替え工事では人気がある塗料です。
●フッ素樹脂系
耐用年数:約15~20年
防汚性能が高く、耐久性が高く耐用年数が長いのが特徴です。 価格は高めですが、その分の機能は充分の塗料です。
●光触媒塗料
耐用年数:約20年前後
光が当たると化学反応を促進する物質を含み防汚性・耐久性を発揮する優れた塗料です。 しかし、下塗りする材料によって防汚性に大きな差が出たりしますので、施工する業者にしっかりと確認することをお薦めします。
●無機塗料
耐用年数:約20~25年
鉱物を主成分としていて、フッ素樹脂系と比べ、その約1.5倍の耐用年数と言われる高耐久性の塗料です。 しかし、塗装面の環境や紫外線の当たり方によって耐用年数は前後します。
●合成樹脂調合塗料
耐用年数:約3~5年
一般的にホームセンターなどでDIY向けに販売されている塗料です。 耐用年数が短く、頻繁な塗り替えが必要なので業者ではほとんど使用されていません。
※塗料の値段と性能は比例しますので、「工事費用」・「様々な効果」・「耐久性」など、現在のお住まいの状態やライフプランなどのバランスを考慮して選択することが賢明でしょう。
お隣やご近所の洗濯物や車に塗料が飛んだりしませんか?
足場にメッシュ状になったシートや塗料が飛びそうな箇所に養生シートを被せるので心配ありません。塗装作業はローラーが主なツールになりますので塗料の大量飛散はありません。また施工業者が施工前にご近所への挨拶にも伺う場合がありますので、多くのトラブルは発生しておりません。
外壁塗装の工事中に外出しても大丈夫?
外壁の工事なので室内には入りませんので外出しても大丈夫です。外出する場合は、当然ですが施錠を行ってください。また、工事が行われない深夜などに外出して留守にする場合は、足場が空き巣犯の侵入経路になってしまう事件も発生しております。ですから足場のセキュリティ対策をしている業者も安心です。
塗料の臭いは身体に毒なのか?
現在主流となっている塗料は水性が主流になっておりますので毒性があるものは稀です。塗装する場所や材質で溶剤系の塗料を使う場合もありますが、見積りの段階で確認しておくことをお薦めします。
塗装工事期間中に洗濯物は干せるのか?
お薦めしません。どんなに気を付けても塗料が飛ばないという保証はありません。長くても2~3週間程度の期間ですので、室内干しで対応してください。
ご近所とのトラブルはあるか?
ほぼございません。工事の前に、養生やご挨拶など徹底して事前準備を行いますのでトラブル発生率はかなり低いです。しかし、万が一の事態は絶対に発生しないとは言い切れませんので、安心のために施工業者が工事賠償責任保険に加入しているかどうかを事前に確認しておくことも必要です。
業者さんにトイレは貸すのか?
申し出があれば快く提供してはいかがでしょうか?しかし、最近は「自宅のトイレは貸したくない!」というお客様が多いので、お客様には借りず、近所のコンビニなどを利用する職人さんは多いです。
業者さんにお茶は提供するのか?
非常にありがたい御心遣いですが、作業工程などで頂けない場合もあります。またハウスメーカーの下請けの場合、受け取りを禁止されている場合もあります。ですので、施工に入る段階で聞いておけばお互い気が楽に進められると思います。
雨などで工事期間が延びた場合、追加費用は掛かるか?
ございません。塗装工事は天候に大きく左右されますので、工事期間が延びることはよくあります。それによって追加料金が掛かることはございませんのでご安心ください。
色の選択は自由に出来るか?
当然、お客様のご希望の色を選べますし、最近の塗料は高機能で種類も豊富です。しかし、周辺環境の調和や人間の心理にも色は影響を与えますので、事前にカラーシュミュレーションしてくれる業者とじっくりと相談することをお薦めします。
工事施工中は、普段の生活と同じように過ごせるか?
洗濯物が外に干せず、窓も開けられません、また足場や養生で陽当りが悪くなることもあります。この辺が不自由ですが、それ以外は普段と同じ生活で問題ありません。
塗り替え時期の目安はあるか?
通常の塗料であれば約5年~8年程度が寿命と言われていますので、新築や前回の施工から約10年前後が塗り替え工事の目安となる時期です。他には、壁のクラック(ヒビ割れ)、北側や日陰のコケやカビ、壁を触ると指先が白くなるチョーキング現象などが発生していたら、そこからどんどん劣化して行きますので、早めの対策が必要です。逆に、約10年前後で定期的なメンテナンスを兼ねた塗り替えを行うことで、トータルのコストを抑えながらも建物の寿命を飛躍的に伸ばすことも可能です。
一般的な工事期間はどのくらいか?
建物の大きさや材質、場所や状態にも依りますが一般的な2階建て戸建住宅を例に取ると、平均2~3週間程程度の期間になります。(季節により変動致します。)
見積りのポイントは?
具体的な補修箇所や塗装の状態を実際に現場を調査してもらうことをお薦めします。見積書が出て来たら、工程数、使用する塗料の種類や素材、何回塗るか?など納得行くまで調べることをお薦めします。それでも不明な点がある場合は専門機関に相談してみることも必要です。