今回は、施工前の劣化事例として「外壁のひび割れ・外壁の膨れ・トタン屋根・雨どいの錆（サビ）」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、水戸市で塗り替えリフォームを計画中のお客様宅を現地調査させて頂いた際の写真です。
まずは外壁の膨れ（ふくれ）状態から・・・
築年数が約40年程で、過去3回の塗り替え工事を行っているそうですが、
複数の箇所で写真のように外壁の塗膜が膨れて割れが出来ている状態です。
これは、前回の塗り替え工事で「下地処理」が丁寧になされていなかった可能性が高いです。
下地処理が雑な作業だと、数年で写真のように塗膜が内側から膨れて割れてしまいます。
要は、塗り替えの塗料が外壁に密着していないという状態です。
続いて、外壁のひび割れ
こちらも、塗り替え前にひび割れの補修作業がじっくりとなされていなかった可能性が高いです。
塗り替え工事から数年でひび割れが目立って来たら、塗り替えの効果も半減ですね。
このひび割れが雨漏りの原因に繋がり、徐々にお住まいの寿命を縮めてしまいます。
続いては、屋根と雨どいの劣化です。
金属のトタン屋根は、材質から錆（サビ）が避けられません。
こちらも下地に錆止め塗料をしっかりと塗って、仕上げ塗りを行っても長年の風雨や紫外線で、どうしても劣化します。
このような状態でしたら、今回の塗り替えリフォームで交換になります。
そして雨樋（雨どい）の劣化
丈夫な金属製の雨どいでも数十年も経過すると劣化します。
写真の雨どいは比較的キレイな状態ですが、排水部分に落ち葉などが詰まってしまう事例が多いです。
雨どいは、消耗品とお考え頂き、塗り替えリフォームでの交換をお薦め致します。
過去に塗り替えリフォームの経験があるお住まいは、特に外壁の膨れ（ふくれ）・ひび割れにご注意ください。
今回ご紹介した写真のような状態であれば、早めの補修や次の塗り替えをお薦めします。
お住まいの気になるところがあれば、お気軽にご相談ください！
（一社）日本住宅塗装協会 ご相談窓口
